生成AIを使う人は、1年で6割に。まだ使っていない50代は、もう遅いのか?|健診の受付を24年、50歳で始めたぼくの考え

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この1年で、生成AIを使うようになりましたか? まだですか?

ぼくは健康診断の仕事を24年やっています。受付に立ち、検診車を運転して現場に向かう仕事です。パソコンは、得意ではありません。そんなぼくが生成AIを触り始めたのは、50歳になってからです。

ビデオリサーチのシンクタンク「ひと研究所」が、生成AIの利用について分析結果をまとめていました。数字を見て、この記事を書くことにしました。

目次

生成AIを使った人は、1年でどれくらい増えた?

聞いているのは、「この1か月の間に、生成AIを使ったかどうか」です。対象は12歳から69歳の男女。調べた地区には、東京50km圏や関西と並んで、札幌も入っています。

この1か月に生成AIを使った人は、

2025年4〜6月:38%
2026年4〜6月:60%(速報値)

1年で、22ポイント増えました。2026年の速報値は、12,026人の回答です。

1年前は「この1か月に使っていない人」のほうが多かったのに、いまは「使った人」のほうが多くなりました。

(出典:ビデオリサーチ「生成AI利用の現在地とこれから」/こどもとIT「生成AI利用率が38%から60%へ急増、中高生は約3人に1人が利用」2026年9月11日)

50代は、どれくらい使っている?

タイトルの「50代は、もう遅いのか」に関係するのが、年齢別の数字です。これは2025年のデータで出ています。全体が38%だった年のものです。

男性は、35歳の57.3%がいちばん高く、そこから年齢が上がると少しずつ下がります。それでも、50代でも4割台を保っているそうです。

女性は、19歳の56.4%がいちばん高く、その後は年齢とともにゆるやかに下がっていく、という結果でした。女性の50代の具体的な数字は、ぼくが読んだ資料の本文には載っていませんでした。

2026年は全体が60%に増えていますが、ぼくが読んだ資料には、2026年の年齢別の数字は載っていませんでした。50代も同じように増えたかどうかは、分かりません。分からない数字は、書きません。

何に使われている?いちばん多いのは「調べ物」

使い道でいちばん多かったのは、仕事や勉強のための「調べ物・情報収集」で、68.1%でした。次いで、仕事や勉強以外の調べ物が41.6%、学習や勉強のサポートが33.0%です。

立場ごとの数字も、2025年のデータで出ていました。大学生・各種学校生は61.5%、中学生・高校生は30.5%。仕事をしている人(有職者)全体では40.9%でした。

仕事をしている人を役職で見ると、局長・部長クラスが54.8%、その他の管理職クラスが52.7%、役員クラスが47.7%、一般社員・その他が36.7%です。

60%と聞いて、焦る必要はある?

ぼくは、焦らなくていいと思っています。

この分析をまとめたひと研究所の記事には、こんな一文がありました。

生成AIの未来を考える上では、利用率そのものだけでなく、「どのような場面で使われるのか」という利用文脈を見ることが重要になっていきます。
(ビデオリサーチ「生成AI利用の現在地とこれから」同社サイト・最終更新日2026年7月16日)

使っている人が何割か、よりも、何に使うか。ぼくも、ここが大事だと思っています。

始めるのが1年遅れても、そこまで大きな差ではないと、ぼくは思っています。これはぼくの考えで、調査がそう言っているわけではありません。

ぼくの座右の銘は「出来るか出来ないかではなく、やるかやらないか!」です。60%という数字は、できる人とできない人の差ではなく、始めた人とまだ始めていない人の差だと、ぼくは読みました。

受付の道具も、入れ替わってきた

健診の受付も、道具が変わってきました。

昔は、紙の名簿を蛍光ペンでチェックしていました。いまは、パソコンで管理しています。

道具が入れ替わることは、ぼくの仕事の中でも起きてきました。生成AIも、同じように入れ替わっていくのかもしれません。

50歳で始めたぼくは、何に使っている?

このブログの下書きも、AIに手伝ってもらっています。

ただ、AIが書いたものをそのまま出すことはしていません。健診の現場のことは、AIより自分のほうが知っています。事実と違うところは、自分で直してから出しています。

最初からうまく使えたわけでもありません。AIの音声サービスは、パソコンの性能が足りずに使えないまま、10か月お金を払い続けて、解約しました。そのときの話は50代がAIで最初にやった失敗は、使い方ではなくお金でしたに書いています。

AIの答えを、そのまま出さない理由

健康診断の仕事に就く前、生命保険の外交員を3年やっていました。

そのころ、知り合いに「やめてはいけない保険」の説明をして、とても喜ばれたことがあります。ぼくが自分の強みだと思っているのは、相手が何をしてほしいかを、先回りして考えることです。

AIは、聞けばすぐに答えを出してくれます。文章も整っています。でも、AIはぼくの現場を見ていません。だから、もっともらしい答えが返ってきても、読んだ人にとって本当に正しいかどうかは、ぼくが確かめるしかないと思っています。

この話は保険の仕事とAIの話に、くわしく書きました。

ひとりで始めるなら、何からがいい?

職場にAIを教えてくれる人がいなくても、パソコンが得意でなくても、始められます。ぼくはどちらにも当てはまりません。

ぼくがやっているのは、分からないことを、そのまま聞くことです。ひとりで覚えるために続けていることは、職場にAIを教えてくれる人がいない50代へにまとめました。

若い世代の使い方は、別の調査でも見ています。対象も聞き方も今回とは違いますが、「Z世代の54.3%がAIで買い物」の中身を開いた記事もあわせてどうぞ。

まとめ

・この1か月に生成AIを使った人は、2025年の38%から、2026年は60%(速報値)に。1年で22ポイント増えました(ビデオリサーチ「ひと研究所」・12〜69歳)
・2025年のデータでは、男性は50代でも4割台。女性は19歳がいちばん高く、年齢とともにゆるやかに下がります
・いちばん多い使い道は、仕事や勉強のための「調べ物・情報収集」(68.1%)
・分析した側も、利用率だけでなく「どんな場面で使われるか」が大事だと書いています
・ぼくは50歳から。ブログの下書きに使い、事実は自分で直しています

60%という数字だけを見ると、出遅れたと感じるかもしれません。でも、2025年の時点で、50代の男性で使っていたのは4割台。半分には届いていません。いまから始めても遅くないと、ぼくは思っています。

よくある質問

この調査はどこが行ったものですか?

株式会社ビデオリサーチのシンクタンク「ひと研究所」の分析です。「ACR/ex」というデータを使い、12歳から69歳の男女を対象にしています。

50代はどれくらい使っていますか?

2025年のデータでは、男性は50代でも4割台でした。女性の50代の具体的な数字と、2026年の年齢別の数字は、ぼくが読んだ資料には載っていませんでした。

まだ使ったことがありません。遅いですか?

2025年の春は、この1か月に生成AIを使っていない人が6割ほどいました。ぼくは、いまから始めても遅くないと思っています。ただ、これはぼくの考えで、調査がそう言っているわけではありません。

AIの答えは、そのまま信じていいですか?

ぼくは、そのまま使わないようにしています。自分の知っている事実と照らし合わせてから使っています。


参考にした資料
ビデオリサーチ「生成AI利用の現在地とこれから~利用者構造と活用実態から読み解く次のステージ~」(同社サイト・最終更新日2026年7月16日)
こどもとIT「生成AI利用率が38%から60%へ急増、中高生は約3人に1人が利用」(2026年9月11日)

日々の現場での気づきは、Xでも書いています。
@genba50ai

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健康診断の現場で見ていることと、50歳からAIを覚えていく過程を、月曜から土曜の朝に書いています。3分で読めます。いつでも解除できます。

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