車の運転で大事なのは、技術ではないと、ぼくは思っています。
検診車を運転する仕事をしてきて、いちばん意識している「気配り」の中身と、その順番を書きます。
健康診断の仕事を24年やっています。受付を担当し、検診車の運転もします。車の運転は、ぼくにとって仕事であり、趣味でもあります。
大型免許は、受付を担当していたころに、仕事の幅を増やしたくて、自分で決めて取りました。
運転がうまい人は、技術が高い人ですか?
ぼくは、そう思っていません。
ハンドルさばきや、車庫入れのうまさ。
技術は、運転していれば、いずれついてきます。
でも、気配りは違います。
気配りは、意識していないと、できないことです。
運転で差がつくのは、技術より、気配りができるかどうか。ぼくは、そう考えています。
運転の「気配り」とは、何のことですか?
ぼくが言う気配りは、先を読むことです。危険を、先に察知することです。
たとえば、こんなことです。
・前の車が、右に曲がりそうだな
・あそこから、人が出てきそうだ
・あそこに、子どもがいる
まだ何も起きていないうちに、「起きるかもしれないこと」に気づく。
それが、運転の気配りだと思っています。
先読みは、どんな順番でしているのですか?
ぼくの頭の中は、だいたいこの順番です。
1. 気づく
右に曲がりそうな車。出てきそうな人。そこにいる子ども。
まず、そこに気づきます。
2. 仮説を立てる
「もし、そうなったら」を考えます。
3. 備える
そうなってもいいように、先に準備しておきます。
4. 回避する
実際に起きたときに、よけられる。
気づく → 仮説 → 備える → 回避。
この4つが、ぼくの言う先読みの中身です。
いちばん大事なのは、どの一歩ですか?
ぼくは、最初の「気づく」だと考えています。
短く言えば、気づいて → 考えて → 行動する。
この第一歩が、最も重要です。
気づける人と、気づけない人とでは、何倍も違います。
気づけたら、あとは行動までもっていくだけです。
技術は、あとからついてくるのですか?
ぼくは、そう思っています。
運転していれば、技術はいずれついてきます。
でも、気配りは、意識していないと身につきません。
だから、技術より先に、気配りを意識する。
運転について、ぼくがいちばん大事だと思っているのは、そこです。
検診車の運転で、ほかに大事にしていることは?
検診車は、健診が始まる時刻に合わせて、会場に着かなければなりません。
15分遅れれば、その15分は、最後尾に並ぶ方の待ち時間に足されます。
いまは昔と違い、ナビやスマホの地図があるので、道に迷うことはほとんどなくなりました。
そのおかげで、出発する前に道を調べる時間も、格段に短くなりました。
昔は、紙の地図に、新しくできた道を手で書き加えていました(笑)
検診車の運転手の仕事そのものについては、こちらに書きました。
健康診断の「検診車の運転手」の仕事|資格は大型免許ひとつ、それでも続いた話
まとめ
・運転の技術は、運転していれば、いずれつく
・気配りは、意識していないとできない
・ぼくの言う気配りとは、先を読むこと。危険を先に察知すること
・順番は「気づく → 仮説 → 備える → 回避」
・いちばん大事なのは、最初の「気づく」。気づけたら、あとは行動までもっていくだけ
運転は、技術より先に、気配り。
検診車を運転してきて、ぼくがいちばん大事にしていることです。
よくある質問
運転の技術は、どうやって身につくのですか?
ぼくの考えでは、運転していれば、いずれついてきます。技術より、気配りのほうが、意識しないと身につかないものだと思っています。
運転の「先読み」では、何を見ているのですか?
たとえば、前の車が右に曲がりそうか。人が出てきそうか。子どもがいるか。まだ起きていない「起きるかもしれないこと」に、先に気づくことです。
気配りをしていれば、事故は起きないのですか?
そうは言えません。ぼくに書けるのは、運転するときに意識している順番(気づく → 仮説 → 備える → 回避)までです。
