健康診断の仕事を24年やっています。
検診車を運転して会場に着き、機材をおろし、机を並べて会場をつくります。それから受付を担当します。
若いスタッフとは、いつも一緒に現場に出ています。
この前、ある若いスタッフと組んだ日のことです。
気が利いて、とても仕事がしやすい日でした。
ぼくが考えていることを、先に読んで動いてくれたんです。
そのあと、自分の中で起きたことがあります。今日はその話を書きます。
気が利く人と組むと、なぜ仕事がしやすいのか?
先に、ぼくの答えを書きます。
こちらが考えていることを、先に読んで動いてくれるからです。
その日のぼくは、まさにそうでした。こうしたいな、と考えていることを、そのスタッフが先に読んで動いてくれる。だから、とても仕事がしやすかった。
合わせてくれたのは「正しいやり方」ではありませんでした
最初に、ひとつ正直に書いておきます。
ぼくは、自分のやり方が正しいとは思っていません。
それでも、そのスタッフは、ぼくがやりやすいように動いてくれました。
つまり、正しいやり方に合わせてくれたのではありません。ぼくが業務をしやすいように、動いてくれたということです。
先回りというと、正解を当てることのように聞こえるかもしれません。
でも、この日にしてもらったのは、それとは少しちがいました。目の前の相手が、どうするとやりやすいか。そこに合わせて動く、ということでした。
先回りされると、こちらも先回りしたくなる
そのあと、自分の中で起きたことです。
先読みして、ぼくがやりやすいように動いてくれるスタッフには、ぼくも、そのスタッフが仕事しやすいように動きたくなるんです。
気を利かせてもらったら、こちらも気を利かせたくなる。
書いてしまえば、それだけのことです。
でも、先回りは、してもらったところで終わりではありませんでした。してもらった側の中で、次の先回りが始まる。
先回りは、行ったり来たりするものなんだと思います。
先回りして考えるのは、ぼくの好きなことでもあります
自分のことを書いたプロフィールに、趣味・特技として書いていることがあります。
「他人が何をしてほしいか、先回りして考えること」です。
先回りして考えるのは、ぼくが好きで、得意にしていることです。
この日は、それを、してもらう側でした。
だから、正直に言うと、悔しかったんです。
相手にではありません。先に、相手がやりやすいように動けなかった自分に、悔しいんです。
あーーー、先にgiveしたかったぁ。
ぼくは、年下の人からも気さくに話しかけてもらえるほうです。自分では「後輩力はあると思います」と言っています。その話はAIを独学で覚えました、とは言えませんに書きました。
ぼくが、ふだんから決めていること
この日のことを書きながら、前に書いた記事のことを思い出しました。
自分だけが得をすることは、しません。
そして、相手だけが得をして、自分だけが犠牲になることも、しません。
誰かの犠牲の上に成り立つことは、長く続かないと思っているからです。
(2026年9月19日公開、ぼくの記事50代、仕事をしながら新しいことを続けるには?より)
先回りしてもらって、ぼくも相手のために動きたくなった。
この日のことは、この考えと、つながっている気がしています。
働く側の雰囲気が、現場をよくする
先回りされて、先回りを返したくなる。
こういう良い相乗効果は、意識して起こすことで、現場がうまく回ります。
自然と雰囲気もよくなって、結果として、受診者の満足度が上がります。
働いている側が、雰囲気よく働くこと。それが、現場をよくする一番の方法だと思います。
まとめ
・気が利く人と組むと仕事がしやすいのは、こちらが考えていることを、先に読んで動いてくれるから
・その日のスタッフは、「正しいやり方」に合わせたのではなく、ぼくが業務をしやすいように動いてくれました
・先回りされると、こちらも相手のために動きたくなる。先回りは、行ったり来たりする
・先回りは、ぼくの特技。だから、先を越されて悔しかった。先にgiveしたかった
・良い相乗効果は、意識して起こす。働く側の雰囲気のよさが、現場をよくする一番の方法です
健康診断の仕事を24年やってきても、現場で気づくことは、まだあります。
この日は、若いスタッフに教えてもらいました。
よくある質問
Q. 気が利く人とは、どんな人ですか?
ぼくが言えるのは、この日に見たことまでです。こちらが考えていることを先に読んで、動いてくれる人でした。しかも、「正しいやり方」に合わせるのではなく、ぼくが業務をしやすいように動いてくれました。
Q. 先回りしてもらったら、どう返せばいいですか?
ぼくの場合は、そのスタッフが仕事しやすいように動きたくなりました。本当は、してもらう前に、こちらから先に動きたかったところです。
Q. 自分のやり方に自信がありません。合わせてもらうのは、申し訳ない気がします
ぼくも、自分のやり方が正しいとは思っていません。それでも、ぼくが業務をしやすいように動いてくれる人がいました。ぼくにできるのは、こちらも相手がやりやすいように動くことです。
Q. 年下の人に頼るのは、恥ずかしくないですか?
ぼくは、頼れるものには頼っています。人にも、AIにもです。その話はAIを独学で覚えました、とは言えませんにまとめました。
Q. 職場の雰囲気をよくするには、どうすればいいですか?
ぼくは、働いている側が雰囲気よく働くことが、現場をよくする一番の方法だと思っています。先回りされたら返したくなる、という良い相乗効果を、意識して起こすことです。
